東近江で離婚・相続・賠償・借金の法律相談なら八日市駅前法律事務所

法律コラム

2024年02月

年はとったが。

ここ数年「年をとったな」と感じることが多くなりました。
親が年をとったこともありますし、子どもが成長したこともあります。普段、1人で仕事をしていることが多くて、そんなに感じる機会はありませんが、たまに弁護士会に行くとちょっとしたベテラン扱いを受けたりすることもあって驚きます。
依頼者さんとの関係も当然変わってきました。若いころは、依頼者さんは自分より年上かせいぜい同年代といったところでしたが、今では年下の方も多くなってきました。それも下手すると親子ほど年が離れていたりします。そんな年になったのか。
現在、20代前半の女性(まさに子ども世代)の事件をいくつか手がけていますが、彼女たちは本当にしっかりしていて驚かされます。地に足が付いており、覚悟も出来ていて、大したもんです。自分が同じ年頃だったころのことを思うと、その余りの違いに驚くばかりです。
ただ、レベルこそ違えど、私も、その年頃には自分なりに必死に人生と格闘していました。家に一人籠もって、合格するあてもない困難な試験に黙々と取り組んでいました。それはかなり孤独な作業で、精神的にもきつい時期でした。今ではとてもそんなことはできません。そうした経験は自分にとって糧となり、生きる指針となりました。
その後も色々ありましたが、何とかこれまで無事にやってくることができました。特に誇れるほどのこともありませんでしたが、それなりによく頑張った。そう自分では感じています。「お互いよくここまで頑張ったよな」と同世代と讃え合いたい気分です。
まあ、これからも迷いや苦しみはずっとつきまとうでしょうが、何とかそれをやり過ごして、生きていかなければなりません。いささか気が遠くなりますが、何とかなるのでしょうか。
逆に、若い世代は順繰りに、我々と似たようなことを感じつつ、前に進んでいくのですかね。息子を含めこれからの世代が、自ら力を得て生き抜き、無駄に辛い目に遭うことのありませんように。
GOD BLESS THE CHILD