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法律コラム

2024年11月

本当にどうでも良い話

読まれる方には全く無意味な情報であることは百も承知なのですが、月に一度はコラムを更新するようにと言われているので、どうかお許し下さい。
私は、大きなお風呂に入るのが昔から大好きです。
きっと風呂好きだった父の影響だと思うのですが、外で銭湯に入るのが昔から好きでした。休日の夕方(あるいは昼間でも)に家族で風呂に行って、ゆっくりと大きな風呂につかることは、私の小確幸(小さいけれど確かな幸せ)のひとつです。
妻も結構な風呂好きなので、結婚してから日常的に外で風呂に入ってきました。息子も「おむつ」が取れるかどうかといったころから、男湯に連れていって一緒に入っていました。結果、息子も風呂好きに育ち、「疲れたから風呂に行こう」と誘ってくる人間になりました。英才教育というやつですね。
ということで、昔から外風呂に入って楽しんできたのですが、最近は、入浴料の値上げが激しく、ちょっと躊躇する値段になってきました。最近は人も多いですね。サウナブームとやらで、昔は、おじさんの憩いの場だったサウナも、最近は若い人が目立ちます。サウナハットを被っている人を見かけた時には、「本当にいるんだ」とびっくりしました。
風呂でぼけっとしていると、周りの人たちの話し声がよく聞こえます。その中には、なかなかに興味深いものも混じっています。先日も、若い男の子が何人かで風呂の縁に腰掛けて熱心に話し込んでおり、「彼女じゃなくてもいいからさ、俺、女の子キープしたいんだよね」「ほんと、キープしたい」とか格好つけて話しており、「一体どういう状態を求めているのだろうか?」と思わず聞き耳を立ててしまいました。どうも良からぬことを思い描いているようでしたが、皆であれやこれやと真剣に検討しており、まさに傑作でした。
たまにそういう楽しい出来事があると、風呂を出てから、「実は、こんな話をしている人がいてさ…」と妻や息子に報告します。すると妻も息子も面白がって無意味に話題が膨らみます。「こういう状態を目指しているのではなかろうか(父)」とか「そうではなくて、実は、こういう状態なのではないか(母)」とか。あるいは、「きっと、最近、女の子の関係で痛い目に遭ったに違いない。そんなこと考えているから、キープできないんだ(父)」とか、「その考え方自体に問題があるので、痛い目に遭うんだ(母)」とか、「キープとか何とかより、そもそも周りに女の子がいないんだけど(息子)」とか。さらには、「やる気のある人間なら、それでも何とかするから、そんなことは言い訳にならない(父)」とか、「お父さんは、たまたま恵まれてただけだ(息子)」とか。コンビニで買ったアイスを皆で食べながら、ひとしきり検討してみたりして。全くもって余計なお世話ですが。
そんな外風呂なのですが、何といっても、一番気持ちが良いのは、長い距離を走ったり、長時間自転車に乗ったりして、ぐったりと疲れた体で入る風呂です。これは体がほどけそうになります。それと甲乙つけ難いのが、旅先での朝風呂です。出航直後のフェリーの風呂もまた堪らない。間違いなく小確幸のひとつです。
ああ、今回は、これまでで一番どうでも良い(ひどい)話を書いてしまった。